• 整形外科、形成外科、リハビリテーション科、皮フ科
  • 052-584-7375
  • 名古屋市中村区名駅4-4-10
    名古屋クロスコートタワー2F

形成外科

形成外科

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形成外科は先天的な異常、あるいは後天的に発生した身体表面の病気あるいはケガなどを改善する科で、整形外科との関わりが強い科でもあります。対象部位は、頭部や体を含め、全身になります。当院では形成外科専門医ならではの創傷治癒に関する知識、皮膚縫合技術や特殊な手術器具、拡大鏡を用いての小手術・処置が可能です。保険診療から自費診療まで高品質な医療を、続けやすい価格で提供し地域のかかりつけとなれることを目指します。

クマ(目の下のたるみ)

中顔面骨膜下リフト/眼窩脂肪移動術(ハムラ法)/下眼瞼除皺術/経結膜眼窩脂肪切除術(脱脂術)

治療の概要

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まず初めにクマと言っても大きく3つに分類されます。

  1. 手術が基本となる脂肪の脱出によるたるみや、その下の凹み、頬の下垂によってできた影によるもの。
  2. 青クマと言って目の周りは皮膚が薄く皮下脂肪も無いため下の筋肉(眼輪筋)や血管が透けてみえることによるもの。
  3. 茶クマと言われる慢性炎症性色素沈着があります。

実際にはどれかだけではなく、組み合わさっている場合が多いです。

手術による治療が適応となるのは主に1つ目です。

目の下(下眼瞼)に眼球のクッションとなっている眼窩脂肪が、眼球を支えている靭帯が緩んだことで前に押し出され、たるみが生じてクマがあらわれます。そのクマによって引き伸ばされた皮膚が、皮膚のたるみも生じさせます。
また、加齢に伴い頬のたるみ・下垂が生じ、中顔面(目の下から小鼻の横まで)のボリュームが減少すると、よりクマが目立ちます。
このクマは、顔の印象を年齢より老けたものにしてしまったり、疲れたように見せてしまったりします。

正常な下眼瞼の断面

正常な下眼瞼の断面

クマ(目袋)が目立つようになってきた下眼瞼の断面

クマ(目袋)が目立つようになってきた下眼瞼の断面

このクマや目の下のたるみの原因を取り除く方法として、中顔面骨膜下リフト、眼窩脂肪移動術(ハムラ法)、下眼瞼除皺術、経結膜眼窩脂肪切除術(脱脂術)があります。

施術の詳細については、以下をご参照ください。

中顔面骨膜下リフトはこちら
眼窩脂肪移動術(ハムラ法)はこちら
下眼瞼除皺術はこちら
経結膜眼窩脂肪切除術(脱脂術)はこちら
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眼瞼下垂・目の上のたるみ

治療について

加齢に伴い目の上のたるみが多く、重いまぶたとなってきた方に対する治療として、眉下切開と、眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転術)の二つがあります。眉下切開は眉毛の下の皮膚を切除してたるみを取る方法です。
また眼瞼下垂と言って皮膚のたるみのみならず、眼瞼挙筋と言う目を開ける筋肉も伸びてしまい目が開けにくくなっている状態の方は、二重で切開を行い、皮膚切除だけではなく眼瞼挙筋腱膜を瞼板に固定する手術が必要となります。
それぞれ適応が異なりますので診察の上判断し治療決定を行います。

眼瞼下垂症

眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転術)

皮膚の切除だけでは難しい場合には、菲薄化して伸びたり外れてしまった眼瞼挙筋腱膜を瞼板に固定し、黒目にかかったまぶたを引き上げます。皮膚切除量を調整して、二重線で縫合し直します。

  • 眼瞼下垂症
  • 眼瞼下垂症
  • 眼瞼下垂症

メリット

まぶたが引き上げられることで視野が広くなります。
また、まぶたが重く、開きにくいことから生じていた筋肉の緊張がなくなるため、肩こりや偏頭痛の改善がみられることもあります。

治療後の経過

局所麻酔を使用します。2時間程度。
術後の抜糸は約1週間後に行います。その間軟膏処置が必要となります。抜糸後はメイクも可能です。
元の状態に戻ってしまう可能性もあるため、半年程度は定期的な診察をお勧めします。

合併症

術後に腫れを生じやすく、個人差がありますが2週間程度から2ヶ月かけて引いていきます。
目が大きく見えるようになるため、顔の印象が変わることがあります。元々一重の方は二重になります。
デザインの完成には3ヶ月から半年程度かかります。
眼球の露出面積が大きくなるため、閉瞼障害、ドライアイが起きることがあります。
その他、感染、血腫、傷跡、左右差、糸の緩み(再発)、二重の食い込みが緩くなるなど。

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目の上のたるみ

眉下切開

上まぶたのたるみを眉毛の下に沿って皮膚を切除し、重さを軽くする手術です。

眉下切開

メリット

皮膚だけが厚ぼったく、眼瞼下垂が無ければ眉毛の下の皮膚を部分的に切除します。加齢で二重の幅が狭くなってきた方に、二重のデザインを変える事無く、軽くすることが可能です。
また、眼瞼下垂を伴っている方は、重瞼線で切開して、皮膚の切除を行いつつ、伸びた眼瞼挙筋腱膜を瞼板に固定する眼瞼下垂手術を同時に行うこともあります。

治療経過

局所麻酔を使用します。手術時間1時間程度。
術後の抜糸は約1週間後に行います。眉毛のメイクは抜糸後に可能です。内出血、腫れは2週間程度。創部の赤みは2〜3ヶ月かけて引いていきます。

合併症

重瞼線の菲薄化、創部の赤み、凹凸(ドックイヤー)、上眼瞼の予定外のシワ、つっぱり、陥凹など。
その他、痛み、内出血、腫れ、兎眼(閉瞼障害)などを生じる場合があります。

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ケガ・やけど・傷跡・瘢痕・ケロイド

ケガ

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受傷後24時間以内であれば縫合が可能であったり、状況(感染状態や受傷後の時間経過など)に応じて、軟膏を使って上皮化を待ったりします。

やけど

皮膚や粘膜に高温などの刺激が一定時間以上触れてしまうこと(熱湯がかかる、暖房器具に触れる など)で、皮膚組織が傷害を受けている状態をやけど(熱傷)と言います。なおやけどにつきましては、症状の程度によってⅠ度熱傷~Ⅲ度熱傷に分類されます。

Ⅰ度熱傷は表皮熱傷とも呼ばれるもので、表皮のみのやけどです。この場合、やけどした部位に紅斑やむくみ、ヒリヒリした痛みがある状態です。Ⅱ度熱傷は浅達性と深達性に分けられ、浅達性Ⅱ度熱傷は真皮の浅層までやけどが達している状態で、患部はびらん(表皮が欠損し、その下の組織が露出している状態)や水疱などがみられている状態で痛みもあります。

水疱の底は赤みを帯びていて、水疱が破れると傷となりますが、瘢痕化はしにくいと言われています。また深達性Ⅱ度熱傷は、真皮の深層までやけどが達している状態です。浅達性と同じようにびらんや水疱がみられますが、水疱の底は白っぽくなっています。治療をすると1ヵ月程度かかるほか、瘢痕化やひきつれが起きやすくなります。

この場合は痛みが軽度で知覚が鈍くなっています。Ⅲ度熱傷は一番ひどい状態のやけどで、皮下組織にまでやけどが及んでいます。この場合は、神経までダメージを受けていることが多いので、痛みや乾燥といった症状を感じることもありません。また水疱はなく、灰白色の壊死組織が見受けられます。

やけどの治療ですが、熱傷を負った直後の対応として、まず水道水で患部を冷やすようにしてください。その後の治療については、症状の程度によって内容が異なります。

当院ではⅠ度熱傷などの軽度熱傷に関して、治療を行なっております。Ⅱ度深層にいたるものやⅢ度熱傷は皮膚だげでなく、全身管理が必要になることも多く、総合病院をご紹介いたします。

傷跡

皮膚は損傷を受けると傷跡が残ってしまいます。当院では、できてしまった傷跡をなるべく目立たせないよう、元の状態に近づける治療を行っていきます。すり傷や切り傷、やけどなどで皮膚が剥がれてしまったケースだけでなく、以前のけがの傷跡で、ケロイド状(傷跡が盛り上がった状態)になっている、引きつれを起こしている、以前行った手術跡などを目立たなくするといった場合でも対応いたします。

そのため以前の傷跡が気になっている方は、お気軽にご相談ください。治療としては、軟膏治療を始めとし、傷跡を目立ちにくくさせるための手術やレーザー治療を用いることもあります。

瘢痕

ケガや手術によってできた傷が修復される際に皮膚の再生がうまくいかなくなることで、傷が盛り上がってしまい目立っている状態(ミミズ腫れ)で、これをケロイドまたは瘢痕(肥厚性瘢痕)と言います。

なおケロイドと瘢痕の明確な違いというのは定かではありませんが、傷の範囲を超えて広がるなどしている重度な状態をケロイド、軽度で傷の範囲を超えないとされているのが瘢痕です。後者の症状としては、炎症がいつまでも治まらずにチクチクとした痛みやかゆみがみられることもあります。

なおケロイドには発症しやすいタイプがあるとされ、遺伝や何かしらのアレルギー素因を持っている、あるいは内分泌ホルモンの異常といったことが原因で起きるとも考えられていますが原因は特定されていません。

またケロイドを発症しやすい方の中でも、起きやすい部位というのがあり、胸部の中心部分、肩、上腕外側、背中の上部、下腹部など、皮膚の緊張が比較的強いとされる部位で発生する傾向にあると言われています。また、先に挙げたような手術やけがの痕だけでなく、にきび痕や自覚症状がなかった小さな傷でも発生することがあります。

治療に関しましては、圧迫、ステロイド薬の局所注射、ステロイドが含まれた含有テープを使用します。また手術によって切除するという治療法もありますが、これは切った傷から、また発生する可能性があるので注意が必要です。局所放射線治療が必要になることもあります。

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しこり(脂肪腫など)

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脂肪腫は、脂肪組織の増殖によって発生する良性腫瘍になります。皮下組織で発生するケース(浅在性脂肪腫)もあれば、筋肉内や筋肉間、筋膜下で発生する(深在性脂肪腫)こともあります。いずれにしても脂肪の塊なので、とても軟らかいです。腫瘍の大きさは数㎜~10㎝程度と様々で、単発もあれば多発することもありますが、単発の場合が大半です。発症しやすい部位は、背中、肩、頸部のほか、お尻、太腿、上腕などです。発生原因は不明とされていて、女性が発症するケースが多く、40~50代の世代によくみられるという特徴があります。

治療に関してですが、それほど大きくなく気にならなければ、経過観察ということもあります。ただ、腫瘍がだんだん大きくなっていく、圧痛がある、見た目がどうしても気になるという場合は、切除による手術療法となります。脂肪腫などの皮下腫瘍は、深さや血管の流入の有無など、見ただけでは分かりにくいものも多いため、手術の前に画像診断を補助的に用いる事で、より安全に治療を進めていく必要があるため術前にMRIなど検査が必要となることがあります。当院では局所麻酔下による日帰り手術を行なっているため5cm以内の小さなものだけが適応となります。局所麻酔では困難なほど大きい場合は、入院しての全身麻酔下での手術が必要になるため、全身麻酔可能な病院へのご紹介となります。
局所麻酔科での手術は、腫瘍の直上を小さく切開し、なるべく患者様に負担をかけないようにし、切除したら縫合して終了となります。抜糸まで約1週間程度の軟膏処置が必要となります。

できもの(粉瘤など)

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皮下に発生した袋状の構造物に古い角質や皮脂などが入り込むなどして嚢腫が形成された状態を粉瘤と言います。半円状に隆起し、平均的な大きさは直径1~2cm程度とされていますが、大きいものだと10cm以上になることもあります。また真ん中の部分に開口部(小さな黒い点)がみられるのものが多いです。

発生しやすい箇所は、顔面、頸部、背中、耳の後ろなどですが、体中どの部位でも発症の可能性はあります。また原因は不特定とされているものの、打撲や外傷(ケガ)などの刺激をきっかけに発症することもあるのではないかとも言われています。

主な症状ですが、かゆみや痛みなどの自覚症状はなく、肌の色と同じなので目立ちにくいとされています。なお粉瘤の部分を強く圧迫すると、異臭を放つ粥状物質が排出されるようになります。このほか、粉瘤に炎症が発生すると発赤や腫脹がみられ、痛みも伴います。これを炎症性粉瘤と言います。またこの場合、細菌などによって二次感染を引き起こすこともあります。

治療をする場合ですが、炎症性粉瘤が起きている場合は、切開と排膿を行い、必要であれば抗菌薬などを使用していきます。また感染がなく落ち着いている場合には外科的治療(腫瘍摘出)となります。手術は局所麻酔下での日帰り手術となります。具体的には、メスを使用して切開し、粉瘤を表皮ごと切除した後に縫合する①切開法のほか、粉瘤部位に小さな孔をパンチで開け、そこから内容物などを取り除いていく、②くり抜き法というのがあります。

② 切開法
粉瘤の袋部分を破らないように切開して全摘出します。
  • 再発が少ない
  • 以前に炎症が起きていても取り残す可能性が低い
切開法画像
② くりぬき法
粉瘤に小さな穴をあけ、内容物を取り出し、その後粉瘤を構成している袋部分を取り除きます。
  • 傷跡が小さく、目立たない
  • 手術時間が短い
くりぬき法画像

しみ、肝斑、あざ

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一口にしみと言いましてもいくつか種類があります。一般的には、長年に渡って紫外線を浴び続けたことによるメラニン色素の蓄積によって、加齢と共に発生する境界がはっきりした薄茶色~こげ茶色のしみ(大きさは数㎜~数㎝、紫外線を浴びやすい顔(頬の周辺)、手の甲、背中等に)がみられる老人性色素斑を意味することが多いですが、肝斑(顔面(頬周辺 等)に発生する左右対称の淡褐色のしみ)、そばかす(雀卵斑)、脂漏性角化症(いぼ状に隆起した良性腫瘍)、炎症性色素沈着(ニキビ痕や傷痕 等)などに分類されます。

一方、あざは、皮膚の一部が周囲の皮膚の色と異なって見えている状態を言います。そのあざの色によって、青あざ(蒙古斑、太田母斑、伊藤母斑、青色母斑)、赤あざ(血管腫)、茶あざ(扁平母斑、カフェオレ斑、ベッカー母斑)、黒あざ(色素性母斑)などと呼ばれます。あざと聞くと手足等をぶつけるなどして生じる出血斑を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、この場合はこれといった治療をしなくても自然と消失していきます。ここで言うあざとは、生まれつき、あるいは生まれて間もなく発生した一部の皮膚の色の変化のことを言います。

しみの治療ですが多くはレーザー治療が有効とされています。老人性色素斑であれば、Qスイッチレーザーを使用していきます。ルビーレーザーはメラニン色素に吸収されやすいので同色素を破壊しやすく、他の正常な組織に損傷を与えにくいという特徴があります。施術中の痛み(輪ゴムで肌を弾くような感覚)が気になる場合は、局所麻酔を使用し痛みを緩和させることもできます。施術後は、照射した部位にかさぶたが発生し、2週間程度で剥がれるようになります。その間は絆創膏治療が必要となります。主なリスクとしては、炎症性色素沈着、色素脱失、残存、施術後の細菌感染の可能性といったことが挙げられます。施術回数は1~2回です。

また肝斑とは、頬骨の高い部分あたりにできる左右対称の薄茶色もしくは灰色のしみのことで、まるでハケか何かで塗ったかのような境界明瞭なしみが広がっています。また、頬骨の部分だけではなく、額や鼻の下でみられることもあります。

原因は、慢性刺激の積み重ねによる炎症性色素沈着や、妊娠や経口避妊薬の服用、更年期など女性ホルモンのバランスの乱れが原因とも言われています。なお肝斑の多くは、30代以降の女性によく見受けられますが、それほど発症頻度が高いわけでもありません。

そのため、老人性色素斑と発症しやすい部位と症状が似ていることもあることから、老人性色素斑と診断されるケースも少なくありません。治療を受けるにあたっては、同じシミに見えても老人性色素斑と肝斑では、全く治療方法が異なりますので、しっかりとした診断を受ける必要があります。

肝斑の治療では、老人性色素斑のようなレーザー治療は用いません。トラネキサム酸(トランサミン)と呼ばれる内服薬を服用していきます。これは、しみの中でも肝斑にのみ有効とされ、色素の沈着を抑制する効果があると言われるものです。

ただし、必ずしも全ての方に有効というわけではありません。そのほか、vitamin Cの内服、外用薬などを併用していきます。

あざの治療でも、Qスイッチルビーレーザーを使用します。同レーザーの治療が有効なのは、青あざ(太田母斑・異所性蒙古斑)や茶あざ(扁平母斑)です。施術回数としては、個人差ありますが、5回程度は必要と言われていますが、増悪するリスクもありテスト照射を行なってから治療することも多いです。また、赤あざ(血管腫 等)であれば、色素レーザーを使用していきます。この場合、1回の照射で改善するのは難しく、3~5回程度は通院していきます。副作用としては、照射部位のほてりや発赤、炎症後色素沈着、内出血などが挙げられます。

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ホクロ・いぼ

ホクロとは

メラニン色素を産出する色素細胞が変化したことで現れる細胞(母斑細胞)の塊がホクロです。その形状は平べったいものから隆起しているものまで様々で、色も褐色、茶色、黒色など様々あります。

痛みなどの自覚症状はないものの、子どもの頃は真っ平だったものが成人になって盛り上がるようになるということもあります。ホクロは基本的には良性腫瘍であるため、見た目が気にならなければ治療の必要はありません。ただ急にホクロができたと思ったら、それがどんどん大きく(5~6mm以上)なっている、色にムラがある、潰瘍があるなどの症状があれば、しっかり鑑別する必要があります。

治療としては、手術で切除して縫合する。または、炭酸ガス(Co2)レーザーを用いた切除となります。術後の見た目の違いなど、それぞれの利点、欠点等ございます。場所によっては、病理検査に提出する事もございます。

Co2レーザー照射は、水によく吸収される特性があり、組織への侵襲(ダメージ)が少ないので、出血をあまりすることなく隆起を削るように除去することができます。処置時間はおよそ15~20分ほどです。欠点としては、手術による切除よりは再発率が高くなること、病理検査に出せないことがあります。ほくろ自体が大きかったり、深部にまで色素細胞が残っている場合は、皮膚への負担も考慮しながら行いますので、複数回(2~3回ほど)の通院が必要となることもあります。

手術はメスで切除し、吸収糸、非吸収糸を用いて縫合します。時間は30分程度かかります。 確定診断をつけたり、一本線の傷跡にしたい時にはオススメです。 共に手術前に痛みを軽減するべく局所麻酔と、術後の軟膏処置が必要となります。

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いぼとは

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いぼは医学用語で疣贅(ゆうぜい)と呼ばれますが、主な種類にヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)に感染することで発症する尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と皮膚の老化や紫外線が原因で皮膚細胞が増殖して隆起する老人性疣贅(脂漏性角化症)、首に多発するアクロコルドン、スキンタッグなどがあります。

尋常性疣贅に関しては、健康な皮膚状態であれば感染することはありませんが、小さな傷口があると、そこから感染して発症するようになります。なお、手足の甲や指、爪の周囲、足の裏、肘、膝などにできるいぼの大部分はウイルス感染によるものです。

発症して間もない時期のいぼは平らで小さく、時間の経過と共に大きくなって盛り上がっていきます。そして大きくなると、表面がザラついて硬くなります。いぼ自体に痛みやかゆみが伴うことはありません。また、足の裏にもできますが、この場合は圧迫を受けているので盛り上がることはありません。ただ、歩くと痛みが出る場合もあります。

治療としては、炭酸ガス(Co2)レーザー(自費診療)にて行います。施術では、最初に局所麻酔を行うことで痛みを軽減させます。そして患部にレーザーを向けて焼灼し、炎症を止める外用剤を塗るもしくは創傷被覆剤を貼って終了となります。治療時間については、ほくろとほぼ同じです。

アクロコルドン、スキンタッグに関しては小さなものは液体窒素で焼灼する事もあります(保険適応)が、大きなもの、多発するものは炭酸ガスレーザーで除去します。(自費診療)

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しわ・毛穴

この場合、主に顔の毛穴になります。毛穴はそれこそ全身にあるもの(約500万個)で、顔には20万個ほど存在するとされています。開きやすくなる原因としては、皮脂が過剰に分泌している、肌のたるみが挙げられています。たるみについては、肌の乾燥と加齢によるコラーゲンの減少が関係していると言われています。前者は、水分量の低下によって肌の弾力やハリが失われることによる肌の緩みからのたるみと言われます。後者は、コラーゲンなどタンパク質の分泌低下がたるみを引き起こし、これをきっかけに毛穴が開くようになると言われています。

毛穴の開きを改善する治療法としては、ケミカルピーリングや医療専売化粧品があります。

ケミカルピーリングは、化学薬品(グリコール酸 等)を皮膚に塗布することで、肌表面の角質を除去し、肌の新陳代謝を活性化させます。これによって皮脂などが詰まることで開いた毛穴が改善されるようになります。施術時間は30分程度です。なお施術中は、塗布した部位にピリピリした痛みが感じられます。施術中も冷やすなどして、できるだけ痛みの感覚を軽減させていきます。それでも施術後の数日間は、肌に赤みがみられる、皮膚が剥けるということがあります。また薬品の効きを強くする、あるいは弱くするという調節もできますが、強めにすることで炎症性色素沈着がみられることもあります。持続的な効果を期待される場合は、2週間に1回程度の間隔で複数回は受けられるようにしてください。

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ニキビ

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ニキビは主に毛穴に発生する皮膚疾患です。発症メカニズムとしては、(思春期等でアンドロゲンの分泌が亢進され、)皮脂の分泌が過剰になっていくことで、毛穴に皮脂が詰まるようになります。そうなると面皰が形成されるようになります。その中では、皮膚の常在菌であるアクネ菌が増殖していくわけですが、やがて炎症が発生し、赤いブツブツ(赤ニキビ)、膿のある発疹(黄ニキビ)などの皮膚症状がみられるようになります。これがニキビです。ちなみに赤ニキビ、黄ニキビを悪化させると、皮膚症状が治まっても瘢痕となって残ってしまうこともあるので、適切な治療を速やかに行うようにしてください。

発症しやすい部位については、皮脂分泌が過剰になりやすい、顔、胸、背中などです。思春期世代を中心に10~30代の世代に発症しやすいと言われています。なお成人後は、主に不摂生な生活習慣を続けることで起きるようになります。

治療に関してですが、炎症の症状があれば抗菌薬の外用薬、内服薬を使用していきます。またニキビ治療とニキビ痕の治療を同時進行で行えるケミカルピーリングのほか、高濃度レチノールを含む化粧品などによる治療もあります。

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赤ら顔、血管腫

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赤ら顔は、頬や眉間、鼻など皮膚の薄い部分の毛細血管が拡張し、それが透けてしまうことで顔が赤く見えている状態(毛細血管拡張症)もあれば、ニキビ(ニキビ跡)や皮膚の乾燥、炎症が原因で赤ら顔になるということもあります。毛細血管拡張症については、気温差やストレス、アルコール、寒暖差などが悪化要因に挙げられています。

血管腫には、細胞の増殖によって脈管に発生する腫瘍(乳児血管腫:良性の腫瘍)、毛細血管の生まれついての形成異常による単純性血管腫(毛細血管奇形)があります。乳児血管腫は、顔面や上腕などによくみられますが、数年後で自然に消えるようになります。ただ瘢痕を残しやすいことから治療を行うことがよくあります。単純性血管腫については、頭や首の部位に境界がはっきりした赤色の斑がみられるようになります。これは自然に消えることはなく、成長すると共にその色合いは濃くなっていくので、早期に治療をする必要があります。

このような赤ら顔、血管腫につきまして、当院では色素レーザー(Vビーム)による治療を行っていきます。同レーザーは、血管の増生や拡張に伴って引き起こす病変の原因とされる酸化ヘモグロビンと呼ばれる物質を破壊することで、上記疾患による症状を改善させていきます。

一度の施術による照射時間は10分程度、施術中は皮膚が輪ゴムで弾かれるような痛みがみられることがあります。1回で全てを改善するのは難しく、5回程度は施術を受けていただくことになります。治療中は、3~4週間程度の間隔を空けるようにします。基本的には麻酔は使用しませんが、痛みに不安がある、小さなお子さんという場合は、使用いたしますので、お気軽にお申しつけください。

施術後の注意点ですが、照射部位に赤みやヒリヒリした痛みなどを感じることがあります。このような場合、冷やすことで痛みが軽減していきます。炎症がみられる場合は、外用薬を塗布します。また内出血や水疱が現れるということもあります。このほか、照射部位が物理的刺激を受ける、あるいは日焼けをするなどすれば色素沈着を起こすケースもあるので、しっかりUVケアなどの予防対策も怠らないようにします。

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異所性蒙古斑

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蒙古斑は、出生時から1ヶ月ころまでに主にお尻の部分を中心に確認することができる青色の母斑のことで、黄色人種に多くみられます。
人種に関わらず、母親の胎内にいる時に真皮の層(青く見える深さ)にメラノサイト(色素細胞)が残存していることで起こると言われています。

蒙古斑のうち、通常発生する臀部・腰仙部以外の部位にできたものや、その範囲が広い場合を異所性蒙古斑と言います。

蒙古斑も異所性蒙古斑も、成長とともに6〜10歳くらいまでに薄くなることもありますが、異所性蒙古斑に関しては、臀部の蒙古斑に比べると自然に消える可能性は少ないとされています。

治療に関しては、濃いもの、広いものに対して保険適応のレーザー治療が可能です。
Qスイッチルビーレーザーを照射し、ピンポイントでメラニンを破壊します。
治療回数については、色の濃さや範囲などによって個人差があります。広い場合には分割して照射したり、基本的には複数回照射を基本とします。同部位では3ヵ月以上期間を空けて行います。(1部位5回まで)
また、合併症等が出現した際には間隔を延長します。

レーザー後の色素沈着の可能性など踏まえ、ご相談の上、自然消退を待ったり、薄い場合などは特に経過観察とすることもあります。

注意点(合併症)としては、レーザーにより色素脱失、色素沈着、肥厚性瘢痕、熱傷などがみられる可能性があります。(30~60%)

治療の際には輪ゴムではじかれたような痛みがあります。
照射時の痛みをできるだけ軽減させたい場合は、施術前に麻酔クリームを使用します。
治療後は、数日間軟膏を塗布し、保護します。
また、治療後1~2ヵ月の間はしっかりと日焼け止めと保湿を継続していただきます。

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巻き爪

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多くの場合、足の親指の爪の両端が丸まった状態になってしまいます。これを巻き爪と言います。さらにこの変形した爪が皮膚に食い込んで、激しい痛みや出血などがみられ、歩くのも困難になることがあります。このような場合を陥入爪と言います。

発症の原因としては、サイズの合わない靴を履いていることによる圧迫、激しい運動をしている、深爪、外反母趾の影響といったことが挙げられますが、爪水虫(爪白癬)をきっかけに発症することもあります。

治療については、保険診療と自費診療があります。保険診療では、爪が皮膚に食い込むなどして炎症や腫れがみられている状態を治療する対症療法(抗菌薬、ステロイド系の外用薬 等)や、手術で爪が丸まってしまう部位を切除し、そこにフェノールと呼ばれる薬剤を塗布したりバイポーラーを用いて焼灼したりします。

医療脱毛

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医療機関でのみ行われるレーザー脱毛が医療脱毛です。この場合、脱毛をしたい部位にレーザーを照射していくことで、毛根の組織(毛母細胞、毛乳頭)を破壊していきます。
また医療レーザーは、施術時は医師もしくは医師の指示を受けた看護師が行います。そのため、何らかの皮膚トラブルがあっても速やかに医師が対応することができるという利点もあります。

施術時は肌をゴムで弾かれているような痛みを感じることがあります。そのため、施術前に痛みを軽減させる麻酔クリームを使用するなどします。部位によって、約2ヶ月ごとに5~8回程度の施術(期間は1~2年ほど)で、脱毛の効果を実感できるようになります。
脱毛のリスクもいくつかあります。ひとつは、やけどです。レーザーの熱によって、照射部位の肌に赤み、ヒリヒリした痛みがみられるほかにも、腫れや皮が剥けるなどの症状が現れることもあります。その際は、外用薬(ストロイド系 等)を塗布するなどしていきます。また、レーザーの強い刺激から毛嚢炎(ニキビのような状態)を引き起こすこともあります。発症すると、抗菌薬(外用もしくは内服)を使用します。また、上記の症状(炎症)が強かった場合は、色素沈着が起きやすくなります。そのためレーザー照射後に何かしらの皮膚トラブルを確認したのであれば、速やかにご相談、ご受診されるようにしてください。

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AGA

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AGAはAndrogenetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症とも呼ばれます。思春期を過ぎた頃から始まるとされ、主に頭頂部や前頭部の部分で脱毛が進行するようになります。

発症の原因には、アンドロゲン(男性ホルモン)の一種であるテストステロンが関係しているとされています。これが還元酵素のひとつである5αリダクターゼと結びつくことでジヒドロテストステロン(DHT)を生成します。このDHTが主に前頭部や頭頂部の毛包に存在する男性ホルモン受容体と結合してしまうと、ヘアサイクル(毛周期)の中の成長期がどんどん短縮し、成長期・退行期・休止期と繰り返すようになるので、毛包はだんだん縮小して細く短い髪の毛に生え変わるようになります。これを軟毛化とも言いますが、最終的には脱毛するようになります。進行速度については、個人差あるもののゆっくりで、多くの患者様は30歳を過ぎる頃に目立つようになります。

診断の有無については、脱毛部位や年齢、経過などでつくようになりますが、何らかの病気による脱毛症でないことを確認する必要もあります。

診断の結果、AGA治療薬が必要な患者様に対して、当院では5α還元酵素阻害薬として、フィナステリドもしくはデュタステリドを処方いたします。ちなみにプロペシアは、前頭部と頭頂部にのみ5αリダクターゼ(Ⅱ型)を阻害する働きがあるのに対し、サガーロは頭部全体の5αリダクターゼ(Ⅰ型・Ⅱ型)を阻害するとしています。
副作用に関しては、男性機能の不全(勃起不全、性欲減退 など)、肝機能障害、乳房の女性化などが言われています。そのため、適宜血液検査を行い、肝機能の数値をチェックの必要があります。またPSAという前立腺腫瘍マーカーにも影響を与えることがあるため、こちらも採血が必要となります。

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中顔面骨膜下リフト

メリット

下眼瞼のクマだけで無く、頬全体の組織や皮膚が年齢と共に下垂してくると、ハムラ法だけでは頬が下垂し痩せた印象のままになる事が稀にあります。
その場合に頬の組織を頭側に移動させる事で、クマと頬の間にできる陥凹を減らします。

治療経過

ハムラ法の要領で眼窩下縁まで到達したら、頬の骨(下眼瞼縁から少し下の上顎骨)の骨膜を切開し、骨膜の下から頬骨前面を剥離します。広範に剥離した後に、剥離した骨膜を眼窩下縁の骨膜と、眼窩隔膜、眼窩脂肪と共に縫合します。

手術時間は3時間程度。ダウンタイムは1ヶ月程度です。
腫れが引いて完成までは2〜3ヶ月程度かかります。
洗顔は翌日から可能ですが、術後1週間はアイメイクやコンタクトの使用はできません。また圧迫のため、テーピングやガーゼによる処置が必要となります。

注意事項・合併症

頬の下垂の程度によっては改善が難しい事もあります。
合併症、リスクとしては、皮膚のたるみ、しわ、くぼみなどの残存の可能性があります。
その他に感染、創離開、瘢痕睫毛の脱毛、元々の骨格・目の形により自然な範囲での左右差が生じたり、自分が想像した状態と異なる事があります。
術後に腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、シコリ感、頬や上顎周囲の知覚などの神経障害などが生じる場合があります。
また、結膜浮腫、ドライアイや異物感、アレルギー反応による炎症などの眼症状が現れる場合が考えられます。
その場合、適切な処置が必要となります。

自費手術

ほくろ除去

小さなホクロ、イボは炭酸ガスレーザー(Co2レーザーエッジワン)を使って除去を行っていますが、大きなものや場所によっては手術が向いている事もあり、その場合はメスで切開して糸で縫合する手術を行っております。レーザーと比べると最終的な傷跡が線に近くなり凹みにならない、再発が少ないなどの利点がありますが、欠点としては周囲の皮膚の引き連れや、傷の両端の盛り上がり(ドックイヤー)が生じたり、抜糸の必要があるなどがあります。レーザーと、共通の合併症として、赤みや内出血、腫れ、傷の肥厚、ケロイド形成、色素沈着などが生じることがあります。また、ホクロを除去した部位は、抜糸までの1週間程度はガーゼ保護が必要です。抜糸後、しばらくはテーピングや日焼け止め等の処置を行います。

また、病理検査が必要と判断した場合などは保険適応となる事もあります。

妊娠中の方、授乳中の方、施術部位に傷がある方、皮膚疾患が治っていない方、ケロイド体質の方、心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方に関しては、治療を受けることが出来ないケースがありますので、問診の際にご確認いたします。

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二重まぶた埋没法

治療の概要

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二重まぶた埋没法は、メスを使用せずに一重まぶたをパッチリとした二重まぶたにするための手術です。専用の糸と針を使用し、まぶたの裏側から二重まぶたに仕上げます。瞼板から繋がるまぶたを持ち上げる働きのある上眼瞼挙筋に糸を結ぶ挙筋法で行います。患者様の状態を正確に見極め、十分にインフォームドコンセントを行った上で決定いたします。

メリット

  • 一重のまぶたのコンプレックスが解消する
  • 大がかりな手術は必要ない
  • 短時間に行える(20分程度)
  • 大きな傷が付かない
  • 自然な目元に近づけることが出来る

治療後の経過

手術の直後は目の周りの内出血や腫れ、まぶたの周辺がかぶれたりします。二重の状態も、少し幅の広い、多少不自然な感じになります。手術から2週間程度で腫れ、内出血や違和感も少しずつ収まっていき、治療後の経過によっても異なりますが、1ヶ月ほど経過すると腫れが収まってくる事で、目元のバランスが整ってきます。手術前に目標としていた二重ラインが完成します。

合併症、注意点など

埋没法は、切開による二重形成に比べて元の状態に戻りやすい(糸が取れやすい)と言われています。そのときは、もう一度施術を行うことがあります。(1年以内であれば無料)また、目を閉じた際に糸のふくらみや皮下の色が外から目立つこともあります。
その他、腫れ、内出血、鈍痛、感染、二重幅の左右差、乱れなどがあります。また、眼瞼下垂のある方や厚い上眼瞼の方にはできません。
患部の腫れや内出血については、徐々に治まりますが、気になる方はお気軽に当院までご連絡ください。

*施術から1年以内1回に限り、糸の外れ、露出に対して同様の施術内容で再手術保証あり。

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二重まぶた切開法

治療の概要

二重まぶた切開法は、希望のラインに合わせてまぶたの皮膚を切開し、脂肪や筋肉を調整して縫い合わせる手術です。埋没法よりハッキリとした仕上がりが可能です。 また目の上の脂肪やたるんだ皮膚も取り除く事で、腫れぼったい目の印象や気になるしわ・たるみも解消することができます。

メリット

  • 一重のまぶたのコンプレックスが解消する
  • 埋没法に比べて二重線が取れにくい
  • 脂肪が多い方やたるみが気になる方も対応

治療後の経過

術後にはまぶたが腫れ、内出血を起こします。数日の間にピークを迎え、その後徐々に治まります。1週間程度で抜糸を行います。
治療後の経過によっても異なりますが、デザインの完成には3~6ヶ月程かかります。6ヶ月~1年ほど経過すると傷跡も目立たなくなります。

合併症、注意点など

切開法は、埋没法と違い基本的に元には戻せません。またダウンタイムが長くなります。腫れがひいてくるまで数ヶ月かかる場合もあります。
その他、傷痕、むくみ、内出血、痛み、感染、二重幅の左右差、乱れなどがあります。手術後には、加齢によるたるみなどで二重幅が変化することがあります。

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経結膜眼窩脂肪切除術(脱脂術)

メリット

経結膜眼窩脂肪切除術は結膜の内側(アッカンベーをした時に見える下瞼の内側)を切開し、そこから余分な脂肪を取り出してしまうものです。皮膚の外側を切開せずに脂肪を取り除けるため、傷跡が残らず、抜糸の必要もありません。またダウンタイムも短めになっており、翌日から洗顔やメイクも可能です(長時間の入浴は腫れが増しますので控えてください)。

経結膜眼窩脂肪切除術(脱脂術)

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治療経過

経結膜眼窩脂肪切除術は局所麻酔で所要時間は1時間ほどです。点眼、抗生剤を処方します。テーピング固定は初め3日間程します。腫れは1~2週間程度で収まります。内出血があった場合も同程度で収まることが多いです。はじめの数日は血の涙が出ることがあります。術後7日目を目安に経過観察のため受診していただきます。通院の回数は術後の状況によって異なります。また一定期間、コンタクトレンズが使用できませんので、コンタクトをご使用の方は術後1週間は眼鏡をご用意ください。

合併症

  • 脱脂後のくぼみ
  • 皮膚のたるみ
  • 下眼瞼内反

その他、腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、シコリ感などが生じる場合があります。また、ドライアイや異物感、アレルギー反応による炎症などの症状が現れる場合が考えられます。その場合、適切な処置が必要となります。

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下眼瞼除皺術

目の下のたるみと皮膚皺(しわ)を改善し、クマをしっかりと取りたい方へ

メリット

クマが大きくて目の下の皮膚が余ってしまうことで、しわやたるみが強くなり、脂肪を取り除く脱脂術だけでは下瞼のクマが改善されない、またはしわが増えてしまう可能性が高い場合は、下眼瞼除皺術(じょすうじゅつ)が有効な場合があります。
これは、下まつげの1~2㎜ほど下を切開して下方に剥離し眼窩脂肪を切除した後に、余分な皮膚を数ミリ取り除き、緩んだ皮膚、筋肉を引き上げるように縫い縮めるものです。また外反(アッカンベー)の予防で目の外側の眼輪筋を目の外側の骨(頬骨骨膜)に固定することもあります。下瞼に張りを取り戻すことにより、目元がすっきりとし、目のリフトアップ効果も期待できます。

下眼瞼除皺術

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治療経過

皺やたるみ、脂肪の左右差や、顔全体のバランスを見ながら、皮膚の切除量、および脂肪の除去量を決めていきます。手術は局所麻酔にて行い、状態や施術内容により、所要時間は異なります。
切開後は縫合しますので、抜糸まで約1週間は患部に軟膏塗布します。術後2~3日は入浴や飲酒、激しい運動は避け、約3週間はなるべくメイクもしないようにし、またコンタクトレンズの使用も1週間は一定期間避けるようにします。個人差はありますが、仕上がりまで1ヶ月かかり程度かかります。多少の皮膚の傷跡は残りますが、多くの患者様の場合、1~3ヶ月かけて目立たなくなり、下まつげが伸びることで、隠れてしまう場所でもあります。

合併症

  • 脱脂後のくぼみ
  • 皮膚のたるみ、しわの残存
  • 下眼瞼外反(あっかんべー)

その他、腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、感染、創離開、瘢痕睫毛の脱毛、元々の骨格・目の形により自然な範囲での左右差は生じたり、自分が想像したいたものと異なる事があるなどがあります。

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眼窩脂肪移動術(ハムラ法)

メリット

目の下のたるみ取りを行う際に眼窩脂肪の除去だけでは全体的に窪んでしまう事があります。この窪みは、靭帯によって皮膚が骨に強力にくっついているためです。
ハムラ法は、この谷間を埋めるために余った眼窩脂肪を切り離す事無く下の骨の前に移動させる方法です。

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この方法を用いる事で、太腿から脂肪を取って注入する必要が無く、脂肪弁を血流を保ったまま移動させる事で脂肪注入するよりも生着率が上ります。また、切除し過ぎによる陥凹のリスクが減ります。
たるみの状態によっては適応とならない事もあります。

治療経過

皮膚のたるみがあり、皮膚切除を必要とする場合には表ハムラ法と言って、下眼瞼除皺術に眼窩脂肪移動術を追加する方法で行います。抜糸は約1週間後に行います。
また、皮膚のたるみが少ない方は経結膜から皮膚を切らずに眼窩脂肪を移動させる裏ハムラ法で行う事も可能です。こちらは抜糸は必要ありません。
脂肪量に応じで眼窩脂肪を一部除去しながら移動量を検討します。

所要時間は2時間程度。術後は軟膏、点眼処置が約1~2週間必要となります。
洗顔は2日後から可能です。(糸を外に留置した場合は1週間後から)
裏ハムラ法で行うと数日間は血の涙(結膜側の傷からの出血)を認めます。
内出血は約2週間程度。浮腫は1ヶ月かけて引いていきます。完成までは数ヶ月要します。

術後7日目を目安に経過観察のため受診していただきます。
通院の回数は術後の状況によって異なります。
また一定期間、コンタクトレンズが使用できませんので、コンタクトをご使用の方は術後1週間程度は眼鏡をご用意ください。

注意事項・合併症

眼窩脂肪にある程度のボリュームが無いと移動が難しい事があります。
皮膚のあまり方に応じて皮膚切除が必要になる事があります。(表ハムラ法)

脱脂のみを行うよりも剥離範囲が広くなるため内出血などのダウンタイムが少し長くなります。
術後、裏ハムラ法は、下眼瞼内反。表ハムラ法は下眼瞼外反(あっかんべー)となる可能性があります。

共通事項として、皮膚のたるみ、しわ、くぼみなどの残存の可能性があります。
その他に感染、創離開、瘢痕睫毛の脱毛、元々の骨格・目の形により自然な範囲での左右差が生じたり、自分が想像した状態と異なる事があります。

術後に腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、シコリ感などが生じる場合があります。また、ドライアイや異物感、アレルギー反応による炎症などの症状が現れる場合が考えられます。その場合、適切な処置が必要となります。

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中顔面骨膜下リフト

中顔面骨膜下リフト

メリット

下眼瞼のクマだけで無く、頬全体の組織や皮膚が年齢と共に下垂してくると、ハムラ法だけでは頬が下垂し痩せた印象のままになる事が稀にあります。 その場合に頬の組織を頭側に移動させる事で、クマと頬の間にできる陥凹を減らします。

治療経過

ハムラ法の要領で眼窩下縁まで到達したら、頬の骨(下眼瞼縁から少し下の上顎骨)の骨膜を切開し、骨膜の下から頬骨前面を剥離します。広範に剥離した後に、剥離した骨膜を眼窩下縁の骨膜と、眼窩隔膜、眼窩脂肪と共に縫合します。

手術時間は3時間程度。ダウンタイムは1ヶ月程度です。
腫れが引いて完成までは2〜3ヶ月程度かかります。
洗顔は翌日から可能ですが、術後1週間はアイメイクやコンタクトの使用はできません。また圧迫のため、テーピングやガーゼによる処置が必要となります。

注意事項・合併症

頬の下垂の程度によっては改善が難しい事もあります。
合併症、リスクとしては、皮膚のたるみ、しわ、くぼみなどの残存の可能性があります。
その他に感染、創離開、瘢痕睫毛の脱毛、元々の骨格・目の形により自然な範囲での左右差が生じたり、自分が想像した状態と異なる事があります。
術後に腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、シコリ感、頬や上顎周囲の知覚などの神経障害などが生じる場合があります。
また、結膜浮腫、ドライアイや異物感、アレルギー反応による炎症などの眼症状が現れる場合が考えられます。
その場合、適切な処置が必要となります。

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クリニック概要

クリニック名
米田医院
院長名
飯島由貴
診療内容
整形外科、形成外科、リハビリテーション科、皮フ科
所在地
〒450-0002
 名古屋市中村区名駅4-4-10
名古屋クロスコートタワー2F
TEL
052-584-7375
FAX
052-551-4511
最寄駅
JR名古屋駅、地下鉄名古屋駅、名鉄名古屋駅
近鉄名古屋駅、地下鉄国際センター駅
診療時間 日・祝
9:30~13:00 -
15:00~18:00 - -

※初診の方……診療時間終了の30分前までに受付をお済ませください。また、前回の治療から1ヶ月以上来院がない場合・治療部位が新しく増えた場合は終了30分前までの来院をお願い致します。なお、時間は変更になる場合がございます。詳しくは電話でお問い合わせください。
※再診の方……診療時間終了の10分前までに受付をお済ませください。
※自費診療……基本的に金曜日午前に予約制で行っております。詳しくは電話または直接受付にお問い合わせください。

052-584-7375